産後1ヶ月で混合から完全ミルクへ移行しました
私は産後1か月で混合から完ミへ移行しました。移行の過程や理由、完全ミルクにして感じたメリットやデメリットをまとめたいと思います。
完ミにおすすめグッズです↓
混合にした理由
私は以下の理由で混合にしようと思っていました。
- 母乳をあげてみたかった
- 母乳にはメリットが多いと思っていた(ミルク代がかからない、すぐあげられる、免疫力が高まる、痩せる)
- でも、自分以外も世話できるように粉ミルクにも慣れてほしかった
- 粉ミルクに慣れておけば、母乳があげられないときも安心
わたしの両親は遠方に住んでおり、コロナ禍で産後のサポートには来れませんでした。夫と二人だけでの育児になることが分かっていたので、ミルクをあげられるほうがいいと思っていました。

メインは母乳だけど、なにかあったときミルクも飲めたほうがいいよねという気持ちでした
正直、母乳へのこだわりは強くない方だと思っていました
混合育児の流れ
混合栄養希望を伝えると、やり方を教えてもらえました。私の教えてもらったやり方は、授乳の際に母乳をあげてからミルクをあげるという方法でした。
母乳をあげる(15分)→ミルクを作る(10分)→ミルクをあげる(15分)→おむつ替え(3分)→哺乳瓶を洗う(3分)
混合栄養は上記のような流れでしたが、すべてがスムーズにうまくいっても45分くらいかかりました。なかなか母乳を飲んでくれないときは1時間以上かかっていたと思います。
混合育児はつらかった
上記の理由で混合育児を進めましたが、今思うとつらかったなと思います。辛かった理由は、とにかく時間がかかったことです。授乳に時間がかかると、その分休める時間がなくなり眠れず辛くなっていきました。時間がかかった理由は以下になります。
辛かった理由①:母乳とミルク両方飲ませるので時間がかかった
前述のように混合育児は母乳→ミルク→おむつ交換→哺乳瓶洗浄・消毒という流れでした。一回の授乳に45分以上かかるので、休める時間が少なくなり辛かったです。
辛かった理由②:息子がなかなか母乳を飲まなくなった
退院後、自宅で混合育児を進めていると、次第に息子は乳頭をくわえるのを嫌がるようになっていきました。母乳がなかなか出るようにならないので、出の良い哺乳瓶を好むようになっていたんだと思います。乳頭混乱というものなのかもしれません。
母乳を飲み始めるのに時間がかかるとミルクをあげる時間が遅くなり、トータルの授乳時間が増えて休めなくなっていきました。
息子がミルクを飲んでくれるように、体勢を色々変えてみたりもしていましたが効果がなく、時間だけがかかるようになってしまいました。

赤ちゃんというものはおっぱいが大好きだと思っていたので、母乳を飲んでくれないことがショックでした
なかなか飲んでくれない息子に苛立ちを感じたこともありました
何より、息子は悪くないのに怒りを感じてしまう自分が嫌でした
辛かった理由③:母乳を飲む練習をさせるため、訓練用乳首を使っていた
母乳を飲んでもらうため、訓練用の乳首を購入し使わせていました。これは、ミルクの出る穴が小さい乳首で、赤ちゃんが母乳を吸う力を鍛えるためのものでした。この乳首に変えたことでミルクを飲むのに時間がかかって、ますます授乳時間が増えてしまっていました。
でもその時は、これで吸う力が強くなれば、母乳が出るようになる、これは一時の我慢と思っていました。

息子は一回30分程度かけてミルクを飲むようになっていて、夜間ミルクを担当していた夫にも負担をかけてしまっていました
混合は面倒くさい、でも、やめていいのかなと迷った
母乳が増えず、ミルクを飲むのに時間がかかる日々が続きました。でも、私は母乳をやめることにためらいがありました。

一回やめたら母乳へは戻れない。産後三ヶ月から母乳育児になった人もいるらしいし…
母乳をやめたら痩せにくくなるだろうな。本当にやめていいのかな、という悩みがありました
しかし、辛い夜間授乳をしてくれている、夫の貴重な睡眠時間を削ってしまっている罪悪感から、試しに1日だけやめてみることにしました。
母乳をやめてみると楽だった
試しに1日、と思いやめてみると1日が楽になったなと感じ、やっぱり母乳やめようと思えました。
- 早いうちに断乳したほうが、乳房トラブルも少ないはず
- 息子も母乳に執着がないから今なら簡単に断乳できる
- 粉ミルクだけにした方が楽
- 月齢にあった乳首を使えば授乳時間は10分前後にできる
など、断乳の良い点ばかりが浮かんできました。
その日以来、いきなり完全ミルクに移行しましたが、胸が張るようなこともなく、息子は元気に育っています。
完ミにしてよかった
完ミにし月齢にあった乳首にしたことで、授乳の時間は20分くらいになりました。二か月半で夜間授乳も完全になくなったので、睡眠時間も大幅に増えました。また、哺乳瓶の数を増やし、何本かたまったら食洗機で洗うようにしたので洗浄の手間もほぼゼロになりました。
授乳の時間が短くなっただけではなく、ミルクには下記のようなメリットもありました。
・飲んだ量が分かりやすい(ミルク缶に書いてある量を参考にあげています)
・夫もあげてくれる
・肩こりも解消
・液体ミルクがあるので外出も簡単
液体ミルクなら外出も簡単

外出先でも授乳室いらずで、その場で液体ミルクをさっとあげたら大丈夫なので助かってます
液体ミルクありがとう
我が家ではアイクレオのミルクにアタッチメントをつけて使っています。アタッチメントは別メーカーですが、漏れもなく問題なく使えています。
周りの反応:完ミにしても誰にも怒られることはなかった
じつは、母乳をやめると誰かに叱られるのでは?という漠然とした不安がありました。ネットで「母乳で育てないと!」と怒られる体験談を見ていたからだと思います。
私にはそのようなことは起こりませんでした。周りの人の反応はこんな感じです。
行政から派遣された助産師さん→「せっかくな完ミなら」と夜間授乳を減らすためにできることを教えてくれた
両親・夫両親→「ミルクを飲む孫くんかわいー」という感じで、母乳には興味なし
かかりつけ医→「ミルクなんだねー」
会社の後輩(女)・行きつけの美容師(女)→「楽なのが一番ですよー」

私は特に怒られませんでした。
怒る人の方が珍しいくらいの世の中になっているといいですね
完ミのデメリット
体重が落ちない
母乳のせいかはわかりませんが、瘦せないです。運動など自分なりにかんばっていますがあまり効果は出ていないですね。
母乳育児でも痩せなかったという人もいるし、母乳をあげたら絶対に瘦せていたかはわかりません。ただ、母乳だったら瘦せてたのかなと考えてしまうこともあります。
ただ、二ヶ月半くらいには夜間授乳も全くなくなって睡眠時間も大幅に増え、体調や生活環境は劇的によくなっています。睡眠時間や体調など健康面を考えると大きなデメリットとは言えないかもしれません。
ダイエットは自力で頑張ります!
お金がかかる
母乳と違って粉ミルク代がかかります。飲む量がどんどん増えるので、粉ミルク代がかさんでいきます。
完ミへ移行することにしてからミルクのメーカーを見直し、グリコのアイクレオから和光堂のはいはいへ変えました。値段が安いという経済的なことに加え、息子が快便になるという思わぬメリットもありました。息子はよくおならが出ずに泣き出していたので、とても嬉しい効果でした。
ぴゅあも試しましたが、はいはいほど快便にはならなかったのでやめました。
結構な出費ですが、1年くらいなら我が家の家計にとってはやりくりで何とかなる範囲だと思います。
粉ミルクはアマゾンの定期お特便か楽天で安いときに購入するようにしています。
粉ミルクを変えたときの話を別記事にしました。
まとめ:完ミでも母乳でも元気に育てばOK
私は産後1か月で混合から完ミへ移行しました。母乳育児へのこだわりは薄い方だと思っていましたが、それでも母乳をやめることにためらいがありました。ただ、私は母乳をやめてよかったと思っています。それは、母乳をやめたことで無理せず育児ができるようになったためです。

母乳をあげていたころは、母乳を飲んでくれない息子に対して苛立ちを感じたり、そう思う自分も嫌になることがありました。産後で体がボロボロなのに睡眠時間も少なく、つらい思いをしていました
ミルクになって状況は確実によくなりました。息子が元気でいてくれること、私も元気でいられることが一番です。第二子がもしできたら、完ミにするとおもいます。
悩んでいる方に私の体験が役に立てばと思いまとめました。何かの参考になれば幸いです。
コメント